華やかさがひときわ目を引くフラメンコ舞踊のことを＜バイレ フラメンコ>といいます。

略してバイレ。あのフリルのついたたっぷりとしたスカートをひるがえしてステキに踊ってみたい。

フラメンコを習っている人なら誰でもそう思うはずです。

フラメンコの衣装はフラメンコ発祥の地、アンダルシアの １９世紀末から２０世紀初頭にかけての衣装がベースになっています。

１９世紀末といえば、フラメンコが舞台に上がり、盛んになり始めた時代。

このころ、女性はみんな長いスカートをはいていました。

お祭り用の盛装として使われた、マントン．デ.マニラとよばれる

美しい刺繡のほどこされた大判のショールなども衣装の一部として、または小道具として使われます。

同じく小道具として使われる扇や帽子も当時の風俗からきてます。

カスタネットはセビージャのお祭りで踊られるセビジャーナスや、ファンダンゴ.デ.ウエルバというウエルバ地方の民謡的な曲、

シギリージャなどでよく使われます。